水産物

  • 1. 水産物の輸出入に関する法律

    • 1.1 漁業法(1947年)
      1.2 動物伝染病法(1956年)
      1.3 食品法(1979年)
      1.4 野生動物保護法(1992年)
      1.5 商品の輸出入法(1979年)
      1.6 その他関連法令・規制・告示

      注(法令、規則、規制、告示の詳細は、別添の通り)

  • 2. タイに輸入できない水産物

    • 2.1 法令により輸入を禁止されている水産物は、法令で輸入禁止を規定された水産物である。例として、野生動物保護法(1992年)は保護対象となっている水生動物の輸出入を禁じている。
      2.2 違法漁業、報告漏れや無管理の漁業により水揚げされた水産物
      2.3 法律の定める規定値を超える化学物質や汚染物質が残留する水産物
      2.4 国内消費者にとって危険な水産物。例:ふぐの肉
  • 3. 許可取得後、輸入することが可能な水産物

    • 一般的に、水産物はあらゆる種類の物をタイに輸入することができる。但し、法律で輸入を禁止されているものは除く。いずれの場合においても、水産物は各種許可証を取得しなければならない。例として、漁業法(1947年)、動物伝染病法(1956年)、食品法(1979年)及び水生動物の輸入を統括する法令、規則、規制がある。これら法令は、水生動物の輸入に関して、生きているか否かに関わらず、タイに輸入する前に水産庁から許可証を取得することを定めている。
  • 4. 輸出を禁じられている水産物

    • 4.1 法律により輸出を禁じられている水産物は、次のものがある。野生動物保護法(1992年)は、保護対象の野生動物の輸出を禁じている。
      4.2 法律の定める規定値を超える化学物質や汚染物質が残留する水産物。
  • 5. 輸出前に許可を取得しなければならない水産物

    • 動物伝染病法(1956年)が動物輸出許可証の取得を義務付けている水産物は、えび、貝、蟹、魚、蛙、すっぽん、亀、鰐の8種類である。
      タイ国外への商品輸出及び国内への輸入に関する法令(1979年)に規定された水産物は、輸出前に証明書を申請しなければならない。
      – 生きており、サイズが7.5インチ未満又は70グラム以下のブラックタイガーは、生きたブラックタイガーの輸出証明書申請及び発行に関する水産庁規制(2004年)に従い手続きをしなければならない。
      – 貝及び貝殻製品に使用される貝殻の輸出は、輸出される貝殻製品の種類及び貝殻の証明書申請及び発行に関する水産庁規制(2004年)に従い手続きをしなければならない。
      – スズメダイの輸出は、生きたスズメダイの輸出用証明書の申請及び発行に関する水産庁規制(2006年)に従い手続きをしなければならない。
      – えび、蟹、貝、魚、蛙、すっぽん、亀、鰐等の水生動物の肉の輸出は、輸出される水生動物の衛生証明書発行に関する水産庁規制(2007年)に従い手続きをしなければならない。
  • 6. 水産物の輸出入の方法及び手順

    • 輸入前及び輸出前

      第1項 水生動物の輸出入を希望する者は、水生動物検閲所や輸入港において、水生動物輸出入許可証を受領することができる。その際、次の書類もしくは証拠を添付すること。

      1) 動物伝染病法に準拠した様式Ror.1/1に則った申請書
      2) 様式アに則った申請書(水生動物を輸入する場合のみ)
      3) 漁業シングルウィンドウシステム利用者登録申請用紙
      4) 委任者及び被委任者の国民身分証明書コピー(委任する場合)
      5) 家屋登録証
      6) 会社登記簿(法人の場合)
      7) 収入印紙を貼付した委任状。印紙は10バーツ/年もしくは30バーツ/年(他人に委任する場合)
      8) 水産物や水産製品の取引もしくは水産工業の許可証及び登録証コピー(Or.6)


      第2項 水生動物の輸出入の許可申請を行う者は、中央申請システムと許可証及び証明書ネット支援システム(漁業シングルウィンドウ:FSWシステム)経由で申請する。手順は以下の通り。


      [登録申請提出方法]

      申請書提出場所
      水産庁の中央申請システムと許可証及び証明書ネット支援システム(漁業シングルウィンドウ)経由で水生動物の輸出入許可証の取得を希望する輸入業者及び輸出業者は、FSW利用者登録を次の2通りの方法で行うことができる。
      1. 水産庁の水生動物検閲所もしくは水生動物及び生産要素の輸出入サービスセンター経由で水生動物の輸出入を希望する場合、水生動物検閲所で自分自身で申請する。
      2. 水産庁の中央申請システムと許可証及び証明書ネット支援システム(漁業シングルウィンドウ)経由でオンライン申請する。

      オンライン申請
      1. http://fsw.fisheries.go.thにログイン
      2. 水産庁の中央申請システムと許可証及び証明書ネット支援システム(漁業シングルウィンドウ)のアイコンを選択
      3. システム利用者の選択もしくは登録
      4. 基本情報の入力後登録
      5. 利用者登録結果が基本情報入力の際に記載したメールアドレス宛に自動送信
      6. 登録者はメールアドレスから登録確認を行う。3日以内に確認を行わなかった場合、登録した名前はシステムから自動削除
      7. 登録者は再度システムにログインし、利用者名、ログインパスワード、秘密コードを初期登録に沿って入力、確定
      8. 登録者は、モジュール、個人情報、登録者の種類を選択し、全ての情報を正しく入力した後記録する。
      9. 登録者は、登録者の種類に応じた登録申請書にオンライン登録情報と同様に正しく記入する。
      10. 登録者は、登録用紙と水産庁が定める必要書類を水産庁が定める場所において担当官に提出する。
      11. 自分自身で提出しない場合は、収入印紙を貼った委任状が必要。
      12. 水産庁の担当官が登録用紙とオンライン登録情報及び必要書類を確認。間違っていた場合は書類返却の上修正。正しかった場合は受理し証拠として返信カードを発行。
      13. 水産庁の担当官は、登録用紙及び証拠書類を長官に提出し承認を得ることで、システムにログインできるようになる。登録者は、システム経由で登録状況を確認することができる。

      その他条件
      水産庁の中央申請システムと許可証及び証明書ネット支援システム(漁業シングルウィンドウ)による水生動物の輸出入許可証取得における条件
      (1) システムを複数のステータスで利用することを希望する事業者は、登録用紙をステータスごとに提出しなければならない。例えば、輸出入業者及び輸出代理店の2つで登録を希望する場合、事業者としての登録及び輸出代理店の2つの登録用紙を記入しなければならない。
      (2) 事業者は、自分自身で申請用紙を提出する、登録申請書もしくは登録内容変更申請書の提出を他人に委任することができる。委任する場合、委任状の他に委任者及び被委任者の国民身分証明書コピー、法律に則り30バーツの収入印紙を貼付する。
      (3) 事業者は、一般人及び法人の両方で水産庁の中央申請システムと許可証及び証明書ネット支援システム(漁業シングルウィンドウ)に登録することができるが、有効期限がある。輸出代理店の場合、輸出代理店として登録し水産庁がシステム利用者としての利用を許可した日から3年間有効である。満期の約1ヶ月前にメールで事業者に通知し更新を促す。
      (4) システム利用者としての登録を完了した事業者が事業者名や住所等の登録情報の変更を希望する場合や従業員名簿や被雇用者名簿等の追加登録情報を通知する場合、登録情報変更申請書(番号5)と添付書類を提出する。


      第3項 漁業シングルウィンドウの登録情報を確認する担当官は、間違いや不備があった場合は提出者に通知し修正を行い、入力情報が正しく完備していた場合は、水生動物検閲場にて担当官に登録用紙及び必要書類もしくは証拠書類を提出するよう通知する。

      第4項 登録用紙、必要書類及び証拠書類と漁業シングルウィンドウのオンライン登録情報を確認する担当官は、それらの情報が正しく完備していた場合は3稼働日以内に承認する。間違いや不備があった場合は、メールにてその旨を通知し修正を促す。
      注 第1から4項は漁業シングルウィンドウシステムの利用者登録手順である。

      第5項 水生動物の輸出入許可の取得を希望する者は、輸出入許可申請情報の記録を取りインボイス、B/L、輸入申告書(輸入の場合)、輸出申告書(輸出の場合)等の輸出入の際に使用する書類を漁業シングルウィンドウシステムに保管する。

      第6項 第5項に沿って確認を行う担当官は、検討後、次のように実施する。
      間違いや不備があった場合、漁業シングルウィンドウシステムを通じて通知し修正を促す。
      正しく完備していた場合、水生動物の輸入許可通知書(様式ロー6)及び水生動物の一部種類の輸入許可書(水生動物を輸入する場合)を1稼働日内に発行する。水生動物を輸出する場合、担当官は水生動物の輸出許可証(様式ロー9)を1稼働日以内に発行する。

      第7項 第6項に従い許可申請を行う者は、輸出入の日時、便名、船名、車両名を輸出入の1稼働日前までに水生動物検閲所にて担当官に通知する。

       

      輸入日もしくは輸出日

      第1項 水生動物が検閲所に到着した時、担当官は水生動物の一部種類の輸入許可書、水生動物の輸入及び通過許可通知書(様式Ror.6)、水生動物の健康状態証明書(生きたえび及び死んだえび)、輸入申告書、B/L、インボイス、その他水産庁が定める書類等の輸入に必要な書類を確認する。輸出の場合、担当官が水生動物の輸出許可証(様式Ror.9)、輸出申告書、B/L、インボイス、その他水産庁が定める書類等の輸出に必要な書類を確認する。
       確認の結果、書類に不備があった場合、担当官は貨物の出荷を許可せず輸出入業者に修正を求める。
       確認の結果、書類に問題がなかった場合、水生動物検閲所の担当官は水生動物検査の段階に手順を進める。

      第2項 水生動物検閲所の担当官は、種類、サイズ及び量が許可証(輸入の場合)もしくは水生動物の輸出許可証(様式Ror.9)(輸出の場合)の規定値と等しいか、もしくはそれより小さいかを確認する。
       確認の結果、問題がなかった場合、担当官は漁業シングルウィンドウシステム内で貨物の出荷を許可する。
       確認の結果、問題があった場合、担当官は貨物の出荷を許可せず、輸入業者に修正させるか法的措置を取る。

      第3項 水生動物を輸入する場合のみ、水生動物検閲所の担当官は輸入する水生動物のリスクに応じてサンプルを保管、没収あるいは隔離しておき、病気、残留物質もしくは汚染物質がないか分析する。病気、残留物質もしくは汚染物質が輸入されるリスクがある場合、その水生動物の没収もしくは隔離もあり得る。

      第4項 水生動物検閲所の担当官が検討した結果、輸入される水生動物の没収もしくは隔離が必要であると判断された場合、担当官は法律に従い措置を実施し、その水生動物のサンプルを水産庁の実験室から送付し病気、残留物質もしくは汚染物質の分析を行う。結果が判明した時、以下の通り措置を行う。
       分析の結果、病気、残留物質もしくは汚染物質があることが判明した場合、担当官は水産庁の担当官に権限を付与した法律に従い海えび商品の処分を実施する。
       分析の結果、病気、残留物質もしくは汚染物質がないことが判明した場合、担当官は没収もしくは隔離を解除し水生動物の輸入許可証(様式Ror.7)を発行する。輸入業者は海えびを使用し製造もしくは加工を行う。

  • 7. 水産物の輸出入に関する情報提供及び質問に対する回答を行う部門の住所、電話番号及びメールアドレス

    • 水産庁 水産管理事務局 水生動物及び生産要素管理部門 水生動物及び生産要素輸出入サービスセンター
      (Fish and Raw Material Import/export Service Center, Fish and Raw Material Control Office, Fisheries Management Administration Office, the Department of Fisheries, Kaset Klang, Chatuchak, Bangkok 10900)
      電話: 02-579-1878, 02-579-3614
      URL: www.fishquaranetine.org

  • 8. タイ国政府認定 水産加工場

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